BBC「シャーロック」がよかった

8月にNHK BSでやってたBBCドラマ「シャーロック」の評判がすこぶるよろしい。
あまりにも気になって、アマゾンアメリカでブルーレイ買ってしまった。(円高万歳!)
ホームズのストーリーの舞台が現代のロンドンだったら、という設定なんだけど、これが実によくできているのだ。
違和感があるはずの設定なのに、違和感が全くない。これぞホームズ!と、原作ファンの私が思う素晴らしい出来。


原作ホームズの使っていた電報は携帯メールに、新聞等の情報源はスマートフォンやインターネットに、馬車はタクシーに…。ホームズといえばパイプだけど、ニコチンパッチになってたのには笑ったけどw


第一話の「A Study in Pink」(桃色の研究)は原作第一作目「Study in Scarlet」(緋色の研究)のもじり。(Studyは「研究」ではなく「習作」と訳すべきだとの声もあるがここでは私が大好きな延原謙さんの訳に従う)
ダイイングメッセージも同じもの。
それが一体どう調理されるのか…とワクワク。


2人の出会いのシーンの会話も原作の実際のセリフを上手に使っている。原作を知っていれば知っているほど旨味の多い仕様。多分人物の名前とかも、原作の他の話に出てきてる人なんじゃないかなー?と思うんだけど、このへんは自信がない。
(けど、絶対ジェイムズ・フィルモアって原作で出てきたよな〜、と調べたら、やはり「語られざる事件」の中に"ジェイムズ・フィルモア氏が傘を取りに行ったきり消息を絶った事件"があったのね。すてきすぎる。)


まだ日本語版ないので英語版なのだけれど、とにかくホームズが早口でもごもごもごもご喋るので(ちなみにこれも原作ホームズのイメージにすごく合っていて好き)、英語字幕なかったらだいぶわからなかったと思う - -;
英語字幕があれば大丈夫なんだけど、字幕ばかり見ちゃって映像をじっくり見られないのがもったいないので、今、字幕を頼りにセリフを書き出して精読する、というオタクな感じの英語の勉強してます。これがめちゃくちゃ楽しい。やばい。久々に楽しすぎる。
で、ガッツリセリフを頭に入れてから字幕なしで見る。
そうすると最初聞こえなかったセリフもだいぶ聞こえるようになっている。


という方法で観ているので、とりあえず第二作はまだがまんして観ていない。第一作目を字幕なしで観られるようになってからにしようかなーと思って。
でも、待ちきれなくて途中で観ちゃうかも…?


原作ではワトスンが新聞に掲載したホームズのストーリーはきっとブログに載るのでしょうね、と思って見ていたら、案の定そういう流れになるようで、しかも(今飛ぼうとしたらつながらなかったけど)実際にワトスンのブログページが開設されている(いた?)らしい。
で、ホームズがエントリに対してコメントつけてたりするらしいwww
みたいよー、それ。