さくらの歌がよかった

地震後、もうすぐ半月が経とうとしています。
被害に遭われた方々には、心からお見舞いを申し上げます。


最初の1週間は、まだ昨日、一昨日の出来事のように感じていて、1週間というのが信じられませんでした。
2週間経つと、今度は逆に、この先の見えない世界にもう1か月以上いたような気がするのに、まだ2週間と言われて信じられませんでした。
時間の感覚がおかしくなっている。


まだまだ苦しい時を過ごす人達がいて、原発も解決の光が見えない状態。
でも、とりあえず、私と、私の周りの大切な人達は全員無事でした。大きな被害もありませんでした。


被災された方々だけでなく、震源地から遠く離れた人達も、今は、日本中が傷ついているように思う。深刻な被害のなかった私も自分でまだおかしな状態なのがわかる。


外国人の友人は、国へ帰ることになった。
私の弟はロンドンに住んでいるけれど、ロンドンから100kmちょいしか離れてない土地で原発のあんな大きな事故があったら私も弟に帰ってこいと言うだろう。
友達が安心安全な地へ帰るのは嬉しい反面、このまま突然に、顔を見ることもなく一生の別れになるのかと一時はとても落ち込んだ。
でも今は、状況次第ではまた日本へ帰ると聞いて落ち着いたところ。


今日はラジオから、さくらの歌がたくさん流れていた。
日に日に暖かくなってきて(どうか東北にも暖かい日々を!)、4月がやってきて、日常がだんだんと戻ってくるだろう。
すべての問題が早くきちんと収束に向かって、ひとりでも多くの人がこの苦しみから早く解放されて、笑顔がみんなに戻ってきますように。


自分にできることを、自分にできるペースで。
まとまらないけれど、このへんで。